2005.11.27 Sunday
最近の変化 ペグボード編
先日、寮のみんなが生活がしやすいようにと部屋を区切りました。これで完全な個室が一つ増え、とても快適な生活が送れるようになりました。で、その時区切った壁の共有空間側にはペグボードが取り付けられました。
ペグとは掛けくぎのことでシェーカー教徒達はこのペグやペグボードをあらゆる部屋や廊下にとりつけました。そしてそこに椅子や時計やハンガーなどを掛けて整理整頓された生活を送っていたようです。椅子を引っ掛けて整理するというのは現在ではあまり馴染みがない方法だと思いますが、掃除の時などに邪魔にならないという点で便利だと感じます。
シェーカーの家具というとなにかカントリー的な素朴さや宗教的な厳格さなどの側面からとらえられがちですが、シェーカー教徒の生み出した生活形態や家具を見ていると実験的、革新的な部分も多く見られ、それが現在も人々を引きつける魅力のひとつになっているのではないかと思います。